公的試験報告書

• 試験報告書　☚
  • JIS A 1901 小型チャンバー法
  • SCS Inddor advantage Gold
  • 東京大学液体クロマト試験
  • 二液ウレタンCA州試験
  • 外装用エクステリアサテンペイントASTMテスト
  • 旭川林産試験所大型チャンバー放散試験
  • 富山林業試験所実暴露試験

JIS A 1901;　小型チャンバーを使ったガスクロマトグラフィー試験

平成15年に建築資材から放散されるTVOC(総揮発性有機化合物)の小型チャンバーを使用した精密質量試験マイクロチャンバー法の試験規格がJIS A 1901として発行されてました。　この試験は国土交通省がシックハウスの主因とするホルムアルデヒドとその他のカルボニル化合物と、TVOCの総揮発量をμg単位で塗装後24時間と1週間後に計測することを規定しています。

AFMは平成16年に、プライマー・エナメル・超低VOCエナメル・水性ウレタン・体育館用ワックスのそれぞれを代表する製品で逸早くアメリカの公的試験所で行っています。

この試験規格の計測結果の単位はμg/ｍ³とμg/ｍ²/hとなっています。　ppmは実際の単位ではなく、割合を表しています。　その意味は、空気１ｍ³にどれだけの体積の気体物質が含まれているかの体積割合を表しています。　それに比べ、μg(百万分の１g)は割合でなく、実際に１ｍ³の空気に含まれている気体物質の重さを表している実際の単位です。　この単位の都合が良いことは、例えば6μg/ｍ²/hの意味は、1時間で１ｍ²から6μgの重量の物質が飛び出してき、8時間完全に締め切った１ｍ角の箱内では48μg/ｍ³となってしまうことを表しています。　お部屋の壁のように広い面積であればさらに多くの揮発物質が空気中に残っていることが実感できます。　

小型チャンバーを使ったガスクロマトグラフィーVOC超精密放散質量試験報告書

製　品　名	試　験　内　容	報告書番号	英文	訳文
トランジショナルプライマー	24時間後のホルムアルデヒドと TVOC放散量試験	NARR1063	〇	〇
	1週間後のホルムアルデヒド 放散量試験	NARR1064	〇	〇
	1週間後の指定ＶＯＣと TVOC放散量試験	NARR1065	〇	〇
フラットゼロVOCエナメル	24時間後のホルムアルデヒドと TVOC放散量試験	NARR1025	〇	〇
	1週間後のホルムアルデヒド 放散量試験	NARR1064	〇	〇
	1週間後の指定ＶＯＣと TVOC放散量試験	NARR1023	〇	〇
キャビネットトリムエナメル	24時間後のホルムアルデヒドと TVOC放散量試験	NARR1068	〇	〇
	1週間後のホルムアルデヒド 放散量試験	NARR1069	〇	〇
	1週間後の指定ＶＯＣと TVOC放散量試験	NARR1070	〇	〇
ポリウレシールBP	24時間後のホルムアルデヒドと TVOC放散量試験	NARR1030	〇	〇
	1週間後のホルムアルデヒド 放散量試験	NARR1029	〇	〇
	1週間後の指定ＶＯＣと TVOC放散量試験	NARR1028	〇	〇
フロアドレッサー	24時間後のホルムアルデヒドと TVOC放散量試験	NARR1052	〇	〇
	1週間後のホルムアルデヒド 放散量試験	NARR1053	〇	〇
	1週間後の指定ＶＯＣと TVOC放散量試験	NARR1054	〇	〇

"〇"印をクリックしてください。　報告書が別ウィンドウで開きます。

SCS Indoor advantage Gold.

Indoor Advantage Goldはインテリアに使用される塗料などの仕上げ材が室内空気品質を最良に保つことができる安全性を持つかどうかを認証するシステムです。

消費者にはこの製品が室内空気汚染を起こさない製品であること、設計士には安心して採用できる建築材であるという信頼と保証を提供できる独立した第三者機関であるSCS(Science Certificate Systems)が行っているという点です。

アメリカでは建築設計士が必ず点検するLEED(Leedership in Energy & Environmental Design)の低放散建材、CHPS(Collaborateive for High Performance School)の要求する安全建材として認定されるための必須提出試験とされています。

アメリカでは建築関係で指標となる代表的な指針がIndoor advantage, advantage gold, GreenGuardです。

Indoor Advanrage Goldは、すべてのVOCを他の認証システムに比べより厳しく規定しています。　そのためIndoor Advantage Goldの認証を受けた製品は消費者や設計士から信頼されているのです。　グリーンビルやグリーンハウスを標榜する建築業者には必須のアイテムとされるようになっています。

東京大学高速液体クマとグラフを使用したホルムアルデヒド封止試験

セーフコートクリア(透明)コート材のハードシールとポリウレシールBPクリアのホルムアルデヒドの封止効果の実証試験が、東京大学新領域創成科学研究科　柳沢研究室で高速液体クロマトグラフィーで実証試験が行われました。

この試験でもセーフコートは塗装1週間後には95％以上封止したことが実証されました。

この試験は、一番放散量が大きい木口が塗装されずアルミホイールでシールされただけであることから100％の封止はできませんが、それでも95％以上の封止ができています。

二液ウレタンのCHPS小型チャンバー放散試験、カリフォルニア州section01350

カリフォルニア州には建材だけに限らずあらゆる製造物に対し環境に対する要求事項としてClifornia criteria 01350条項というものがあります。　その条項の中に建築資材に対し学校の新築に使用すべき低放散建材という要求条件があり、その放散量試験のプロトコル(試験工程や試験方法、判定方法 ）を定めています。　これはＣＨＰＳに無条件で取り入れられ、設計段階で選定される時の必須提出要綱ともなっています。

セーフコート二液ウレタンが準公的試験機関Berkley Anatical Associates,LLC.で試験された報告書です。

内容は01350が要求する条件は全てクリアされCHPSの認証が得られています。

日本の(財)塗料検査協会で行われた塗膜物性試験です。

体育館の床塗装に使われる塗料としてのJISが要求する性能を十分満足させる結果が出ています。　

外装用エクステリアサテンペイントASTM耐候促進テスト

ASTMは任意規格ですが、世界各国で法規制の基準にされるなど国際的に認められている規格です。　その規格を使い外装専用ペイントのセーフコート・エクステリアサテンが試験されています。

耐候促進白華耐性試験
南面垂直壁の白華耐性試験はアメリカの代表的な塗料メーカーのウレタン系外壁塗料との比較結果で殆ど変わらない結果となっています。










耐候促進耐ヒビ割れ耐性試験
南面45°傾斜暴露試験。　3か月乾燥養生したホワイトパイン材に塗布しヒビ割れをASTM判定基準で評価されています。

ヒビ割れ特性はウレタン系に比べヒビ割れが来にくい特性を示しています。

北海道立林産試験所大型チャンバー放散試験

合板で作られた机や椅子から放散されるホルムアルデヒドによるシックスクールの対応が急がれていた当時に、北海道の旭川市の林産試験所で大型チャンバーを使ったホルムアルデヒドの放散量計測試験が行われました。　

報告書の中で、封止塗料１はセーフコート特殊シール・ハードシール、封止塗料2はセーフコート水性ウレタン・ポリウレシールＢＰクリアのことで、実際に小学校で使用されていた椅子にスプレイで各々塗装されました。　ハードシールは粘性が水の様に低く、スプレイでは報告書にあるように垂れてしまい表面に十分なフィルムができなかったためと考えられます。　ポリウレシールＢＰは十分な粘性があり、スプレイでも適切な塗膜ができたため封止効果が長く続いたものと考えられます。

大型チャンバーは本物の椅子を使い試験期間も1年以上と十分な長さであり、セーフコート製品の封止能力の高さを実に良く実証できています。

林産試験所の対策フローチャートを見てお判り頂けるように、対策はセーフコートを塗装することが最良と評価されています。

富山林行技術センター実暴露試験

外装用木材着色材を富山、菅平、与那国島、高岡の四か所で実暴露代を垂直、水平、4度傾斜台にセットしISO試験規格で実際の暴露試験が行われました。

代表的なメーカーの製品を同時に比較試験が行われました。　判定規格はISO基準で塗面の劣化具合、欠損(剥がれ)、退色が計測判定されましたが、セーフコートの木材着色剤は最も優秀な結果が得られました。

試験片六面が塗装され水の浸透がコントロールされるようにされ、試験片の寸法変化も定期的に正確に計測されました。セーフコートは試験片の歪みや割れも一番少ない結果が出ています。