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@ 組み立てライン上での
ボルト締結のランダムサンプルテスト
A トルクレンチの校正
組み立てラインで実行される”ランダム‐サンプルテスト”はボルト締結工程の工具(ドライバー)とボルト間の相互作用を監視するために行われます。 トルク/角度センサーが工具とソケットの間に取り付けてテストされます。 このトルクと角度計測方法では、締め付け工程全体のトルクと角度変化をグラフで分析できるようになります。

このライン内でのテストは、組み立て工程全体を検証する最も効果的な方法です。 VDE2862のガイドラインでは、締結不良のボルトを発見するための最小限の必要要件であると明言しています。

torque transducer
ロタリーシャフトトルク/アングルトランスデューサー
クリックタイプ、あるいはインディケーティングトルクレンチ、それらは組立工程のボルト締結の品質をチェックするための重要な装置です。

両タイプのレンチは定期的に校正されていなければなりません。 レンチの定期的校正についての条件は、ISO6789で厳密に指定されています。 この規格の試験方法が、レンチが要求される締結仕様に合致しているか、あるいは使い続けて良い物かを、信頼できる評価法で保証しています。



wrench test stand
手動クランクハンドル式レンチテストスタンド
B トルクと軸力の分析評価 C ボルト締結工程のCp,Cpk評価
ボルト締結のキーパラメーターは軸力(クランプホース)です。 そして、これはボルトが組み立てる部品どおしを強くホールドすることにより発生します。 この軸力は、外部からの力で緩みが出てこないくらい十分な強い力が必要です。

しかし、軸力は製造ライン上で直接計測することは困難です。 しかし、それはトルクから推論することが可能です。 正しい潤滑の下で締結される時のボルトの摩擦力が、軸力とトルクの関係に最大の影響を与えることが判っています。 もし、軸力に疑問が生じた場合には、摩擦パラメーターを迅速にそして簡単に検証できなければなりません。

clamp force measurement
トルク/角度/軸力計測センサー
正しいボルト締結が行われているかを監視するためのトルク/アングルセンサーが必要です。

この工程内の検証試験は、ランダム-サンプリングテストの一部になります。 一般的に行われている増し締め計測は、工具とボルト(ナット)との相互影響を計測チェックすることであり、最終的に要求される結果を満足させているかどうかをチェックしていることになります。 プロセスケーパビリティーテスト(工程能力試験)は、ボルト締結の品質を左右する累積ファクターをチェックしていることを表しています。 プロセスケーパビリティーの改善は信頼できるボルト締結の最終プロセスと言えます。

torque angle sensor
小型ジャイロ角度(締付け)計測装置付きスペシャルレンチ


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