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1970年代
American Formulating & Manufacturing(AFM)社の創設者ノー博士は、大手建材メーカーの化学部門の責任者として木材防腐剤や接着剤などの開発をしていました。
ノー博士は、製造部門の従業員が数年で離職して行くことに疑問を持ち調査を開始し、彼が開発した接着剤や防腐剤に含まれる各種化学物質が原因であることを確信しました。
ノー博士が化学物質による健康被害防止策を研究した結果、建材を緻密なフィルムで覆うことが最も有効であるという結論に達し、現在のセーフシールという製品を開発しました。
1980年代
ノー博士は、開発したシール剤を標準仕様にするように会社と交渉しましたが認められず、従業員の健康被害は多発し続けました。 このために、ノー博士はこのシール剤を広めるために、彼の考えに同調する若い研究者3人と新しい会社AFMを創立しました。
ノー博士の開発したシール剤の効果が大規模に実証されたのが、当時ネヴァダ州に新設されたアメリカ陸軍・総合病院で発生した原因不明な病状を改善したことです。 これは、今では一般的になったシックビルディングでしたが、80年代にはそのような考えは一般的でなく、専門医もいない対処もできない状態だったのです。 現在で言うセーフシールを塗装した部屋の患者の症状が改善され、セーフシールの効果が実証されたのです。
建設会社の中にカルフォルニア州の会社があり、さらにセーフシールを使ったことがあるという現場担当者がいたという幸運が重なり、セーフシールが塗装されその効果が実証された結果、セーフシールとAFM社が関係者の間で認められました。
1990年代
この10年間はAFMにとり重要な意味を持った年代です。 ネヴァダ州の陸軍総合病院の結果を受け、サンフランシスコにある陸軍記念病院プレシディオの改修にセーフコート製品が使われ、さらに付属のソーロセンター内の各施設に連続的に使用されました。
1993年に、既にAFMはホルムアルデヒドの含有試験を、ガスクロマトグラフィーを使った質量分析試験をppmレベルでなく、その千分の一のppbレベルで試験をしています。 その結果は検出レベル以下であったということです。 これは、セーフコートにはホルムアルデヒドを全く含んでいないことの証明です。 この当時の日本では、未だホルムアルデヒドの臭いは新築の証と考えられていた時代です。
ダラスで化学物質過敏症専門の病院を持ち、毎年全世界から七千人以上の患者が来院する世界の最高権威者であるレイ博士のクリニックの全面改修にセーフコートが使用され、彼の患者の中でも重篤な複合化学物質過敏症の患者にも何の問題もなく受け入れられた塗料として、レイ博士自身もその効果を検証され、多くの患者にセーフコートが、問題なく使用できる塗料として推薦状が出されています。 さらに、レイ博士が主催するAEHF財団で引き続き今も販売されています。
1995年には、サン ディエゴ市がカリフォルニア州の環境政策に従って持続可能な環境造りのため、リッジヘブン計画を策定し環境局を設置
するための中古ビルの改修をしました。 その最大のコンセプトは、“誰もが何の障害も無く立ち入ることができる環境”であり、それを実現できたことが認められ”Special Commendation、推薦状”が市長から授与されました。 作業者にも負担が無く、そこで働いている局員や訪れる市民の意見から、従来のペンキ仕上の不快さなど全く無いことが高く評価され授与されたものでした。
同じ年に、アメリカンマーケット協会・AMAが毎年優秀な製品に与えていたエディソン賞の10周年を記念し、環境への歓心の高まりを受けて環境達成優秀商品賞を設定し、専門家から成るグリーンチップスでAFM・セーフコートが最優秀賞を獲得しました。
その選定基準は、従来の製品に比べ環境や人に対する負荷が大きく改善されていることや、製品の目的が革新的であることなどが基準とされました。
このように、AFMにとり画期的な多くの出来事があった年代でもありましたが、最も残念なことはノー博士が亡くなられたことでした。 しかし、AFM社を引き継いだ現社長のSamuel J. Goldberg氏は、ハーバード大学のロースクールを卒業された現役の商法弁護士であり、この年代に技術集団が経営する会社にありがちな乱雑な組織や無駄な製品群を整理し、効率的な製品ラインと経営が成し遂げられました。
2000年代
AFM・セーフコートが認知され、アースデーに開催される建築コンペティションには、どこかの物件で必ず使用されるようになり、2003年には10位入賞の物件の中で半数の5物件に使用され室内環境の安全性の確保にはセーフコートということが定着しました。
最近のビッグイベントは、世界的に著名な現代美術家の荒川修作氏と彼の妻のマドリンギンズさんが共同でバイオスクレーブハウス(死なないための家/ライフ エクステンディング・ビラ)をデザインされ、イースト ハンプトンに建築されました。
ビラの床は広大なチョコクッキーのようにでこぼこで、人々の平衡感覚を失わせるようなアンヂュレーションを持たせ、さらにビラの中央には人々の到着を急がせるように一段と低くなっているキッチンと、壁にはカラーインパクトの高い40色以上のセーフコートエナメルが使用されているのが特徴です。
このような人々の平衡感覚や視覚からの予想外の刺激が、人々の免疫システムを正常に維持し延命に繋がる最善の方法であると主張されています。そして、セーフコートの効能を理解され、色の美しさだけでなく、室内環境の安全を重要とされました。
AFM社は、著名な現代美術建築家のカラーに対する鋭いご要求に完璧にお応えでき、ご協力できたことに無常の誇りと喜びとするところです。
エイ・エフ・エム ジャパン株式会社